生理前に落ち込む日、自分を責める前に
手帳には予定を入れる余地があるのに、気持ちには余裕がない。そんなとき、生理の予測時期も一緒に見られると、予定を決める材料がひとつ増えます。落ち込む理由をすぐに決めなくても、自分のせいだと急いで決めなくても大丈夫です。

ここで、架空の場面を考えてみます。日曜の夜、来週の予定を開くと、火曜と水曜の外出のあとに、木曜の買い物を入れられそうです。週末に使うものを何軒か見て回るつもり。時間の計算は合っています。でも、前の月は似た頃に、何を選ぶにも自信がなくなり、ちょっとした予定変更にも疲れていました。数日後に生理が来て、ようやく時期が重なっていたと気づいたのでした。
この人が今回は木曜の買い物を予定に入れず、必要なものだけ週末に選ぶことにしたとします。来週も同じ気分になると決めたわけではありません。外出が続く週なので、もう一晩は予定を足さずにおく。その判断に、前回の経験と予測時期も含めた、ということです。
カレンダーを開いたときに見えること
生理の記録をする画面と、予定を決める画面が別なら、見比べるにはひと手間かかります。予定を頼まれたその場で、もう一方のアプリを開くことまで思いつくとは限りません。生理が来たあとに振り返ることと、引き受ける前に時期を知っていることでは、判断できるタイミングが違います。
KiyoのMonthlyでは、任意で設定した周期の予測を、予定のそばに淡い色で表示できます。上の架空の場面なら、日曜に月の予定を見渡したときに、外出の続く日と予測時期を一緒に確認できます。木曜の買い物を残すか、別の日にするかは自分で選びます。予測の色があるからという理由だけで、大事な予定を避ける必要はありません。
使ってみたい方は、Monthlyで予定と周期の予測を一緒に見てみてください。周期機能は初期状態ではオフです。利用を選ぶ場合は、別途同意をしたうえで設定します。
「生理前だった」で話を終わらせない
日本産科婦人科学会のPMS・PMDD診療指針は、月経前に現れ、月経開始後に軽くなる周期的な心身の症状を扱っています。ただ、一度つらい日が続いたあとに生理が来たというだけで、自分がPMSだと判断したり、その日の不安の原因を特定したりはできません。

生理前の不安や落ち込み、いら立ち、疲れ、眠りの変化は、人によっても月によっても違います。NHSの案内でも、原因は完全には解明されておらず、ホルモンの変化が関係する可能性や、その変化への敏感さの違いが説明されています。
だからこそ、気持ちそのものはそのまま受け止めたいのです。忙しすぎる仕事や、眠れていない夜、誰かとの間で気になっていることにも、それぞれ目を向けてよいはずです。「今はその時期だから」と考えても、負担の大きい働き方について相談する理由はなくなりません。相手の言葉で傷ついたことを伝えてもいいのです。
当日の自分に、決め直す余地を
Kiyoは個人用プランナーです。予定はいつあるか、ToDoは終わったか、習慣は続けてきたかを、それぞれの形で扱います。Dailyで予定ややることを調整するのも自分です。アプリが気分を読み取ったり、つらくなる日を予測して予定を移したりすることはありません。
Monthlyの周期の色は推定です。記録済みの実際の生理日とは区別して見てください。予測時期は動くことがあり、排卵の確認や避妊の判断にも使えません。「木曜はきっと落ち込む」と、未来の気持ちまで書き込む必要はないのです。
買い物を入れなかった木曜、思いのほか元気なら、出かけたくなるかもしれません。それなら、その日の予定を見て決めればいい。逆に予測とは関係のない日につらくなったときも、調整してかまいません。
気分の落ち込みや不安が日常生活の妨げになっているなら、医療機関に相談してください。記録がそろうまで待つ必要はありません。NHSは診察に向けて、少なくとも2周期、毎日の症状を記録することを勧めています。Kiyoの予定やメモは、医療用のPMS症状日誌や診断の代わりにはなりません。相談に適した記録方法は医療者に確認してください。